解体業の解体新書 トラック上の作業編2 2日目

今回は2日連続で入らせて頂いたので2日連続更新となります。

やはり連続で入ると隔週、隔日で入るのとでは疲労度が変わってきますね!

毎日現場仕事をされている方々は本当に尊敬します。
暑い日が続きますが熱中症に気をつけて作業してくださいね。


昨日と本日も作業トラックの上の仕分け作業です。

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トラックの上の画像が撮れましたので載せておきます。
この土砂から廃材を仕分けします。


流れとしては

トラック到着

トラックの誘導

トラックの運転手の方へ廃棄処分の書類を渡す

土砂を積み込む(土煙が舞わないように水撒きも)

仕分け

トラック出発

です。
昨日はこの作業は3人で行っていましたが今日は人が少ないので2人で行っていました。
一人いないだけでも結構バタバタします。
バタバタしても足元や頭上にしっかりと気を向けながら怪我に繋がる事を気を付ける必要があります。

一時間程の作業を終えて30分ほどの休憩、その後一時間半の作業です。



やる事はひたすら積み込むだけなので割愛しますが、最後のトラックだけ鉄屑の積込でしたのでこれも載せておきます。

午前最後のトラックを見送り昼休憩(一時間程)です。

一時から作業を開始。
ここから15時半までトラックラッシュです。
この猛暑の中でのトラックの上の作業は本当にダメージが大きいです。



何度も言いますがしっかりと水分補給をして熱中症対策を行ってください!

私もトラックラッシュ後は小休憩でしっかりと水分、塩分補給しました!
30分ほど休憩をして作業開始。

また金属類の回収トラックが来ましたのでアルミと
鉄屑をユンボにのせて残りは水撒きや仕分けをしながら現場を片付けていきました。

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最後は明日の為に砂山や瓦礫をユンボで整えていきます。
その際も砂ぼこりは舞わないように水撒きはしっかり行います。
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これらの作業を終わらせて本日もきっちり17時に終了でした。
また翌日は壁倒しの作業があったのですがまた予定が合わず!

動画だけもらえましたので最後に載せておきます!


動画では意外と静かに倒しているように見えますが(近隣の方への配慮もあるので派手には倒せません)実際に見ると結構迫力があるみたいです。
音もそうですが3階建ての大きな壁が倒れるのは普段の生活ではまず見られませんのでそんな貴重な体験をお金を稼ぎながらしたいという方はぜひご一報ください。

それでは本日は以上となります。
ありがとうございました。

解体業の解体新書 夏日のトラック上の作業編2

今日は以前のトラック上からの作業と大体同じ事してました。
トラックの上から仕分けして鉄と木屑とコード類やアルミとその他で投げ分けていきます。

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ただ以前の作業よりも大型のユンボですので量が多かったです。

それと建物自体も大きい物だったのでそれなりにたくさんの廃材が出てきます。
それに加えて本日の気温は30度を越えていましたしマスクをしながらの作業(これは自業自得)は息苦しくて過酷でした。

皆様も熱中症と呼吸にはお気をつけください。

朝9時から一時間程の作業後から30分ほど休憩です。

そしてここからまたひたすらトラックの上から積まれた土砂から廃材を仕分けして捨てる作業の開始です。
本当にやらないとわかりづらいのですが結構辛いです。
足場は悪いですし鉄等は重く持ちやすい形状ではないので握力や背筋も使います。
そしてすぐにユンボから土砂が積まれてくるので時間も限られており急いで仕分けをしなければなりません。
トラックの登り降りも何度も繰り返すと意外と大変です。
解体業務では上位の辛さです。

逆にいえばこの作業さえ慣れてしまえば他の作業は楽に感じるのではないでしょうか?
(まだ更にキツイ業務もあるらしいですが、)

午前のトラックが全て終わった後は次の積込の為にコツコツと積む前の土砂から廃材を仕分けしていきます。


しばらく作業をして12時ぐらいから昼休憩でした。


13時から作業開始です。
前回のトラック編とは違い今回は時間通りにトラックが来てくれたおかげでスムーズに作業が開始できました。
ここから先程の作業と同じくトラックの上からひたすら仕分けです。
トラックが途切れたら土砂から廃材を仕分け。
水撒きの繰り返しです。

15時30分ほどで本日のトラック積込終了です。
ここから30分ほど小休憩をしてから最後の追い込み作業です。

ユンボはアルミや鉄をそれぞれプレスして一ヶ所に集めて私は水撒きをしたりユンボでは拾えない程の小さな鉄屑やアルミを仕分けした山に集めます。

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その他は箒で地面を綺麗にしたり仕分けで投げた時に袋へ入らなかった木屑やその他のゴミを拾ったりして17時に作業終了です。

今回は作業の辛さはもちろん気温との対策が大事だなと感じました。

長袖のインナーやフェイスカバー等での日差し対策

こまめな水分補給や塩分摂取を行い熱中症対策

これらはしっかり行う方がオススメです。
私はこれでも倒れそうに暑かったです笑

ワークマン等で一着1000円程等での購入可能ですのでぜひご検討ください。

以上となります。
本日もご拝読ありがとうございました。

解体業の解体新書 夏日の水撒き編

今回もいつもと同じ現場に9時集合です。

前日のゴミを大きな鉄の箱に積み込みます。
多分トラックの荷台の部分かと思います。

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奥の32と書かれている箱です


ゴミを荷台に積み終えた後、今回も私は水撒きでした。
暑いのでちょっと嬉しいですね。

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見通しが良くなっています

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見通しが良くなっています2

現場はだいぶ見通しが良くなったので一回り大きいユンボが登場です。
さすがに大きさが違うだけあってパワーが違いますね。

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一回り大きくなりました

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高い場所も余裕です


派手にどんどん建物を壊していきます。
それに伴い粉塵もパワーアップしていますのでいつもよりも念入りに撒きます。

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鉄筋についたコンクリートも砕いていく際にかなりの粉塵が舞います

大きなコンクリートや壁等も問題なく砕けるので粉塵が本当にかなり舞います。

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鉄箱等の瓦礫がたくさんあります

しばらくハサミ型のアタッチメントで解体したあとはペンチ型のアタッチメントと交換します。

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ハサミ型 鉄筋を切断したり「へつる」(瓦礫をほじくる)のに便利

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ペンチ型 コンクリートを砕いたり鉄屑を絞めて固めるのに便利

こちらはコンクリートを砕いたり圧力をかける挟み込みに特化しているアタッチメントのようでした。
どんどん砕くのでまた更に粉塵が舞いますのでほぼほぼフルパワーで水を撒きまくりました。

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水撒きが欠かせません

三時間程の作業で昼休憩です。
2時間弱の休憩後はバリバリ働きます。

ユンボの解体で出てくる粉塵をひたすら水を撒いて散らないように作業します。
周りにはユンボでは取れないほどの細かい芝(木くず)や仕分けする必要のある鉄屑やゴミもあります。
水ばかり撒いてられませんので粉塵がでないような作業中には水撒きを中断して仕分けしながらゴミ捨てをしていました。

3時間弱ほどの作業が終わり更に見晴らしが良くなりました。
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鉄筋も小さく綺麗にまとめられています


次回の作業は壁倒しという豪快なシーンがあるみたいなのですが、その日は行けなかったのでまた改めてご紹介したいと思います。

それでは本日もご拝読頂きありがとうございました。

解体業の解体新書 雨の日編

今回の内容は結構気になる方も多いのではないでしょうか?
それは現場作業は雨の日どうしているのか?ということです。

私も気にはなっていましたが雨の日に仕事をしていなかったので先送りにしていた内容でした。
結論から言いますと

『解体業は雨の日でも作業がある(但し雨や風の強さによる)』

です。
現場といっても色々あるわけですが塗装や土木工事等は塗料やコンクリートが固まらないというような事があるため雨の日はお休みする所が多いようです。

その点解体業はそういった事がありませんので普通に作業は行われます。
但し台風や豪雨等はやはり危険が伴うので休む所が多いようです。
強い雨だと重機以外は一旦作業は中止みたいな感じはちょこちょこありました。

今回も途中から私は作業を中止して車に避難しといていいよとの事でしたので雨が弱くなるまで車にいました。

水撒きが私の作業でしたので水撒きが不要になるのも大きな理由ですね。

雨の度合いで作業指示が変わっていきますのでこの辺りも現場監督のさじ加減だと思います。
期限が迫っていればやはり休んでばかりもいられませんからね。

この日は9時スタートでしたが、一時間弱程の作業の後、数十分は雨待ちの時間で待機していました。

少し弱まって来ましたので作業再開です。
重機はフル稼働していましたので結構風景が変わっていました。

ここからは粉塵がかなり舞っている以外は水撒きをせずに鉄屑の仕分けや道路にブロックやゴミが出ないように瓦礫の山へ投げ入れる作業でした。

それと結構ガッツリ建物を壊している作業でしたので写真や動画を多めに撮影してました。
何点か抜粋してご紹介いたします。

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瓦礫の山

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瓦礫の山から2階を解体していきます

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上からの解体風景



そして12時まで作業を続けてから一時間半程の昼休憩に入りました。

ここからはユンボフル稼働でした。

水撒きはそこまで必要なかったので、足元の掃除やユンボで取るには細かすぎる瓦礫や鉄屑を手作業で仕分けしていました。
もちろんずっと放置していると粉塵は舞ってしまうので要所要所で水撒きもしっかり行います。

どうやら今日中にユンボを一機返却しなければいけなかったようで本当にノンストップでした。
おかげで綺麗に空が見える所まで解体完了です。

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本日はここまで

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本日はここまで2

あとはユンボをトラックに積み込むのでまた道路にコンパネをユンボの進行方向に敷いていきます。
その後道路を綺麗に掃除して本日の業務終了です。

雨の日は濡れてしまうと寒さと不快感で疲労感が増してしまいます。
重機を扱わない作業員はいかに濡れずに作業ができるかが要です。
必ず降水確率が高い日はカッパなどの雨具を着用して仕事に挑みましょう。
通販やワークマン、ホームセンターなどで数千円で手に入ります。
ぜひご検討ください。

それでは本日は以上です。
ありがとうございました。

解体業の解体新書 水撒き編2

今回は水撒き編2と題しております。
コンクリートの解体はかなりの粉塵が舞うために水撒きが必須になります。

その際今流行りの自動化は使えないみたいです。
理由は決まった場所に撒き続けると水が外に飛散したり粉塵が舞っている場所にうまく水が当たらなかったりするためだそうです。

水が飛散すると近隣の方へのご迷惑に繋がりますし粉塵の部分にうまく水が当たらなければ粉塵が外に飛散して本末転倒にもなるわけです。

更に一ヶ所に撒き続けると地盤が緩んだり現場の足元が不安定になるため人の手の方が最適となるわけですね。
これらの条件を全て満たす機材となると結構なお値段になるためまだ人の方が経費も抑える事ができます。
まだまだ現場作業の全自動化は先みたいですね。

本日は朝九時からの出勤でしたが、ユンボの到着が遅くなるみたいでしばらくは待機となります。

その間にコンパネを外に運び出したり、本日の作業内容を確認して軽く雑談して待ちます。

ユンボが到着したらキャタピラで地面を傷つけないようにコンパネを進路に置いていきます。

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キャタピラの進路方向に合わせてコンパネをセットしていきます

ユンボが所定の位置に到着してアタッチメントを交換します。

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今回はハサミの形状をしたアタッチメントに交換します

それと水撒き用のコンプレッサーにガソリンを入れて起動させます。

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赤色の機材がコンプレッサーで黄色の容器が放射する水を入れるタンクです。
これで下準備完了です。

屋上へ向かいまずはいつものように仕分けを行います。
木屑や鉄屑を決まった位置に集める作業です。
水撒きもありましたがこのときは違う方がやられていましたので私は仕分けとゴミ捨てが前半のお仕事でした。

この日は5月中旬でしたが気温は27度。
屋上の作業は直射日光で意外と体力が奪われます。

ある程度屋上の作業が終わり次第2手に分かれます。
屋上と一階の同時作業です。
私は一階へ向かいユンボで壁を壊すのでそこへ水撒きをしました。

先ほども言いましたが近隣へ水を撒かないように気をつけながら水を撒いて粉塵を舞わないようにします。

近くで見ると結構迫力ありますよ。

12時ぐらいまで作業を行い一旦ここで昼休憩です。

1時間半程の休憩の後に作業開始です。
休憩前と同じく水まきを行います。

結構上から瓦礫の落下などがありましたので建物内の画像は少なめです。
申し訳ございません。

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次回はもう少し踏み込んでいければと思います。

最後に軽い豆知識を聞いたのでご紹介いたします。

近隣の工事の際に解体か改装かどっちかな?と思った事はありませんか?
絶対ではありませんが解体は大きな音が出るので防音シートが張られています。

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防音と書かれたシートがあります

そして塗装や改装などの比較的音の少ないものはメッシュ生地のシートになるそうです。
シートの種類で今の工事が何かが大体わかるそうです。

今回は以上です。
ありがとうございました。

解体業の解体新書 屋上編

今回はビルの屋上の解体でした。
といっても既に瓦礫を積んでもらっていましたので積み降ろしが主な作業です。
解体というよりも瓦礫の搬出作業みたいな感じですね。

ワイヤー等で室外機を巻き付けクレーン車に引っ掛けて下ろすの繰り返しです
なので少し重たいものを持つぐらいの重機頼りなのでそこまで疲労感はありませんでした。

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屋上からクレーン車を使って瓦礫を下に降ろしてからダンプに積んでいきます

ただワイヤーの巻き方や運んでいる瓦礫の邪魔にならないように立ち回るのが結構苦戦してました。

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左上にワイヤー

大きなものや室外機にはこのワイヤーを2本使って吊り上げます。

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分厚いシートを網目状のワイヤーに括り付けて風呂敷のように使用できます

このワイヤーで覆われているシートは小さい瓦礫等を風呂敷のようにまとめる事ができます。


一時間程の作業で小休憩です

小休憩後はコードや鉄、プラスチック等を仕分けするグループと室外機や大きな廃材をワイヤー等を巻き付けてクレーン車に引っ掛けるグループに分かれて作業します。
私は仕分けグループでした。

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一か所に分かりやすくカテゴリー分けしていきます


昼から屋上でユンボも使うみたいなのでそれもクレーン車で吊り上げてセットします。

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こんな大きな物も吊る事ができます


仕分けと積み降ろしを並行しながら一時間半程作業してキリの良い所で昼休憩です。
休憩時間は一時間半程で、作業再開です。

仕分けを大方済ませたのでまたクレーン車の積み降ろし作業です。
ユンボで重たいものを運んだり重りの石を砕いたりしてくれますのでそれを更に仕分け(コンクリートやそれについていた鉄やプラスチックを仕分け)しながらまたクレーン車に引っ掛けて吊り上げ下ろしの繰り返しです

この作業も一時間半ぐらいでした。
一時間程の休憩を挟み作業開始です。

最後は後片付けメインで作業が進んでいきます。
屋上や他の階の瓦礫を全てダンプに積んでいきます。
余った作業員でその日使用した用具の片づけや箒で一か所に細かい瓦礫を集めたりしていきます。

上記の作業を終えた後、軽く親方同士のミーティングを済ませてその日は作業終了です。

今回は重機が多く登場していますが、その分重いものを運ぶ作業が多いという事です。
滅多にないそうですがワイヤーの結びが甘かったりシートの隙間から瓦礫が落ちたりするそうです。
なので作業中に何度か注意がありましたが、瓦礫を運んでいる最中のクレーン車やユンボの下には絶対に入らない、くぐらない様に気を付けないといけません。
軽々と持ち上がる瓦礫を見て錯覚しがちですがあれらは数十kgから数百kgの重いものを運んでいます。
落ちてきたらひとたまりもありません。

基本的に現場は足場が悪かったり視界が悪かったりと危険要素がたくさんありますので慣れてからも気を付けて作業したいと思います。
本日は以上です。
ご拝読頂きありがとうございました。

解体業の解体新書 ビル解体編

こんにちは!
今回はビルの解体です。
と言ってもオフィス街でよく見る大きなビルではなく4階建てぐらいの小型のビルになります。

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4階建のビル


今回も途中からの参加になりますので内容も途中からですがまずは床を剥いでいきます。
私も初めて知ったのですが床ってツルツルのシートの下に床材があってその下を突っ掛けみたいな物で支えているそうです。
(このビル以外は違うかもしれませんが)
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シートを剝がすと

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四角の床板が出てきます


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床板はこのようなつっかえ棒みたいなもので支えられています

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つっかえは接着してあるので蹴るか重いもので叩いて外します

なのでシートを剥いでからその下の床材と下の突っ掛けをそれぞれ別の場所へ集めます。

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奥につっかえ棒がたくさん置いてあります

これもいつもと同じですね。
ただシートと突っ掛けは割りと頑丈に接着しており、剥がすのにいちいち力がいります。
床材も一つ5キロ程ありましてこれを5つぐらいまとめて持っていきますのでなかなかな重労働となります。

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床板はこのように集めていました

これらを剥がしていくと下の隙間には電気のコードやガス管、その他沢山の管があります。
これらも大型ニッパー等で切断していきまた別々の場所へ集めていきます。

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画像以外にも様々なコードが入り混じっていました

前半はそれの繰り返しとなりますね。
足場も悪く重いものや不安定の姿勢での力仕事となりますのでつまづいて転んだりや腰等を痛めない様に気を付けて作業を行って下さい。

一時間程作業した後、30分程度の小休憩を頂き作業開始です。

また50分ほど作業を行い、床材、突っ掛け、下のコード等を仕分けしながら床を剥いでいき昼休憩です。

一時半ぐらいから作業を開始です。
次は階層が変わって上の階へ行きました。
重機が入らない為、こちらの2部屋は素手で解体です。
洋室とオフィスみたいな2部屋でまずは洋室のフローリングを剥がしていきます。

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この部屋はさっきの階と同じツルツルのシートでした。

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もう一つの部屋はフローリングの洋室
※この洋室の下の木組みが厳重にビス止めされており解体に手間が非常にかかるとの事で後回しになりました。

なのでもう一つの部屋を一気に解体します。
ここもまずシートを剥いでいきます。
次に下にベニヤ板がありますのでそれも剥がしていくと下に木組みがありますのでこれをバール等で力づくで剥がしていきます。
(シートや木材等はいつものように分別して仕分けしていきます)

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この部屋のシート下はベニヤ板でした

結構技術が必要でテコの原理を使うのですがどこに引っかけるかで抜きやすさが段違いですし板が壁の置くに入り込んでいるケースもあるので全体を見ながら解体を行っていきます。

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バールや素手で剥いでいきます


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ベニヤ板の下はこんな感じで木組みがあります

下の木組みを全て解体したら次は天井の解体です。
天井の主な材質は石膏ボードなので簡単に穴が開きます。
それをバールで引っかけて下に引っ張るだけでボロボロと簡単に剥がせます。

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天井は少しつつくと簡単に穴が開くので解体じゃないなら気を付けましょう

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バールや素手で下に引っ張ると簡単にボロボロ落ちてきます


次に木組みがありますのでそれも床の時と同じくバール等で釘を抜きながら落としていきます。
一気に落ちてくる時も多いので頭上注意です。

(天井の木組みの写真が撮れておりませんでした。ベニヤ板の下のような木組みが天井にもあるのでそれをイメージしてもらえると分かりやすいかと思います。)

天井も大方済ませてから一旦小休憩です。
だいたいここまでの作業時間は一時間半程でした。

作業を開始して次は壁側の解体ですね。
壁は木材の骨組みにコンクリートで舗装しておりますのでコンクリートをハンマーで叩き割って内部の木組みを露出させてからまたバールや素手で分解していきます。

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上記の画像はコンクリートを剥いだ中の木組みとなります。
その他も大方の解体は同じでコンクリートを叩き割って中の木組みを分解、分別します。

そうしてこの部屋の壁やドアを叩き取りまるっと一部屋にして今回の解体は終了となりました。
最後に大き目な瓦礫を仕分けしながらミンチを箒で掃いて一か所にまとめ清掃して戸締まりをしてから解散しました。

今回は重機を使わない作業でしたが効率と疲労感が段違いでしたね。
翌日は筋肉痛や握力が弱くなっていました笑

ザ解体業という感じの作業でしたので皆様の解体のイメージ通りの業務内容だったかなと思います。
それでは本日もご拝読頂きありがとうございました。