解体業の解体新書 トラック上の作業編

こんにちは。
本日もお仕事頂けましたので張り切って働いていきます。

今回は前々回来たRC住宅の現場です。
前々回に関しましては詳しくは水撒き編をご参照ください。
kaitaigyosho.hatenablog.com



前回来た際は3階建てでしたが平地になっていました。
半月程ぐらいなのにすごい早いですね。
重機も大型の物が入れるようになり作業が捗ります。

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奥に大型のユンボがあります

今回の私の作業ですがトラックの荷台に乗り瓦礫の仕分けです。
木材と金属とその他ゴミで分けていきます。

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左がその他ごみ 右が木材のゴミ それぞれに投げ入れます

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ゴミ袋拡大、中には尖ったり切れたりする瓦礫があるのでかなり丈夫です。

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金属も一か所に集めています


いつもと違うのはトラックの上から投げ入れるのと瓦礫をユンボで積みながらの作業なのでいつもより一層足場が悪いと言うことですね。

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空のトラック荷台


瓦礫の量も半端ないので8トントラックがどんどん入れ替わり立ち替わりで乗り降りしなければならずになかなか体力を使いました。
本日の気温は12度でしたが汗だくです。

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結構入りましたがまだまだ入ります

10時ぐらいに一旦小休憩です。
開始は9時頃でしたので、1時間位の作業しかしていなくて少し早かったのでしたが、ありがたかったです。
(肉体労働が激務で大変なのは確かですがこのようにしっかりと休憩はありますので心配な方々は本当にご安心頂ければと思います。)

がしかし道路がかなり混んでいたらしく小休憩のつもりがガッツリ休憩になりました。
どこかが詰まると作業が出来ないのはどこも同じですね。

トラック到着後はまた積込と仕分けを行います。
こちらも一時間弱程度の作業で昼休憩となりました。
(この時点で12時半程です。)

この日は本当に処理場が混みあっていたみたいで昼休憩が異常に長かったです。
今回は二時間程でした。
ただ休憩がたくさんありすぎても後ろに作業が詰まるのでほっとすることはできません。

案の定次の作業はトラックが連発と次のユンボ担当の方が効率の良い方でしたのでかなりのハイピッチでやっていたので息が上がりました笑

しんどさを簡単に言うと一時間有酸素運動する感じですね。
筋肉とかそういう力は必要ないですが動き続ける体力が必要です。
私も良いトレーニングになりました!

このあと休憩に入ったのですが結局混雑は夕方以降も続いていたらしくトラックは帰ってきませんでした。
勤務時間外になるそうなので現場を軽く清掃して本日の業務は終了となり、現場で解散となりました。

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次回も捨てやすいように残りの瓦礫を集めています

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このふちに瓦礫が落ちてきますので箒などで掃いて清掃します

働いている時間は短かったですが、トラックの上の作業は本当に大変でしたので作業の疲労は一番かもしれません。
徐々に肉体労働の洗礼を受けつつあります笑
今後も体力をつけながらトラック上の作業を軽くこなせるようになりたいですね。

それでは本日は以上となります。
ご拝読頂きありがとうございました。

解体業の解体新書 スーパー跡地

お久しぶりです。
前回からなかなかタイミングが合わず半月ぶりの更新となります。

今回派遣された場所はちょっと離れた現場でスーパーの跡地となります。
現場の監督もいつもとは違う方なのでいつもとは違う現場の空気感をご案内できるかと思います。

と言いましたがやはり通常業務はどこもあまり変わりません。
瓦礫の山から屑の仕分け(木材、鉄、その他のゴミ)をして仕分けが大まかに終えた後に瓦礫の山からブルドーザーで外に運んで行く流れが大まかな作業です。

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鉄屑山

今回はスーパー跡地ということで軽く密室になっておりました。
粉塵が非常に舞うので現場用のマスクを非常にオススメ致します。

特に瓦礫の山を分けるのにブルドーザーの道中には瓦礫がぼとぼと落ちていくのでその際に箒で山の方へ掃いていく作業があるのですがその時は粉塵爆発が起こるのではないかと言うほど色々舞いますのでお気をつけ下さい。
慣れたら何てことはないかと思いますが気になる方も多いと思いますのでオススメ致します。

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分かりづらいですが粉塵舞っています

(一回目の休憩の時に髪と眉毛が真っ白になっていました笑)


今回のスケジュールですが、9時に現場集合にもかかわらず私が渋滞に巻き込まれて現場に到着したのが9時ジャストでした。
現場では既に作業が始まっており、何度も謝りましたが「大丈夫ですよ!」と優しく許して頂きました。
大変申し訳ございませんでした、、、。
早朝の車での通勤ラッシュは下調べが本当に重要です。
優しい方の多い現場でしたので許して頂けましたが、気をつけなければなりません。
二時間前に出発するかルートの下調べをきっちりと行う事をオススメ致します。


2時間程仕分けと箒で掃いていく作業をこなしてから小休憩を頂きました。
30分から40分程度して作業開始です。

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コード類も仕分け

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小さいゴミや屑を大きな山まで履いていきます

引き続き屋内の仕分けに入ります。
瓦礫の山をユンボやブルドーザーでトラックに積んでいくのでその間に私は木材、鉄、ゴミ等を仕分けして所定の位置へ集めていきます。
(所定の位置はその日の作業や現場の方の判断で変わるので特に決まりはありません。現場の指示に従ってください。)


その際に気をつけないといけないことは重機がバンバン移動する中、仕分け作業を行うので細心の注意を払うことです。
解体中の屋内は昼でもライトが少ないので薄暗いです。
ドライバーの方に気付かれずにそのまま、、、何て事のないように周りに意識を向けながら仕分けをしていきます。

大きな物は後で重機が運んでくれますので手で運べる大きさだけで大丈夫ですが、ガラスや変形した金属は手を怪我しやすいのでそこら辺もお気をつけ下さい。

1時間弱作業してから昼休憩です。
休憩も一時間程頂き作業開始です。

ここからの作業が個人的には一番キツかったです!笑

多分冷蔵庫とかそんな感じの扉がいくつかあるのですがこの中には断熱材のポリウレタン?が入っておりそれを取り出す作業です。
鉄板が綺麗に剥がれたら良いのですがベコベコに変形したやつもあるのでこれがなかなか剥がれません。
断熱材もボロボロ崩れていきますので一枚の板から綺麗に剥がしきるまで30~40分もかかってしまいました。
更に接着剤で入念に張り付けてありますので専用の大きなヘラみたいな器具を使って剥がしていきます。

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これはまだ大きく剝がれてくれた方です

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引き剝がすのもコツや力が結構いるので重労働です。

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このヘラみたいなのと手で剝がしていきます

作業中は『程々で大丈夫ですよ!』とか『休み休みで無理しないで下さいね!』とか優しく声をかけて頂いたのでマイペースでやらせて頂きました。
なので大変ではありましたがツラいとかそういうのはありませんでした。

中腰の体制で2時間半程で剥がし続けて小休憩です。

また軽く30分程度休憩を挟んで廃材運搬用のトラックへ先ほど剝がしたポリウレタンや瓦礫を運びます。
これは手作業で分担してひたすら運びます。
重さは大したことないのですが量が尋常じゃない量なので急いで運ばないといつまでも終わりません。
今回はそこそこの人数の先輩方がてきぱきと効率的に動いて頂いたので割とすぐに片付きました。
新人の私は足手まとい感が強かったですが、それでも邪険にせずに気さくに話しかけて頂きました。

本当に現場で変わるのでしょうが、スタッフ同士も仲が良く働きやすい環境だなぁと感じます。
しかも適当に働いているわけでもなくメリハリのある感じなのでダラダラしている雰囲気でもないので体力に問題なければ本当におすすめできるお仕事だと思います。
(この職場しか知らないので主観でしかありませんが)


全ての瓦礫をトラックに積んだ後は屋内と屋外の清掃です。
運び出す際に小さな塵やほこりが現場の中や道路に落ちてしまっているのでそれを集めます。
(地域の方々が通った際には何も言わずにお辞儀をしている現場のスタッフさんに感動しました。)

全体の掃除が終えて私のその日の作業は終了となりました。
仕事が終わってからも
「大丈夫でしたか?」
「きつかったでしょう?」
「助かりました」
と暖かいお声掛けを頂き気持ちよく現場を後にしました。

正直車で1時間以上離れているのは大変ですが、終わるのも17時過ぎでしたので本当にホワイトな職場だなぁと感じました。
もちろん廃材を処理場まで運んだりするともっとかかりますのでブラックな面は多いですが、通常の業務はホワイトなので作業員だけやりたい方には本当にオススメだと思います。
それでは本日もご拝読頂き誠にありがとうございました。
次回もお楽しみくださいませ。

解体業の解体新書 水撒き編

久しぶりの更新です。
今回は今までの中でも一番大きな現場でした。
マンションだと思うのですけど本当にデカイ。
その一番上の階の解体に入らせて頂けましたのでそれを記事にしたいと思います!

しかし私はただの一般人。
ユンボの免許もなければ監督できるキャリアや知識もございません。
というわけで前半のお仕事は水撒きでした。
お花に水撒くわけではありませんのでガチめの高圧噴射機で撒水します。

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高圧噴射器

こんなのです。
かなり強い圧力で水を噴射するため気を抜くとのけ反ってしまうほどです。
これを使って埃やその他の小さなゴミが空気中に舞わないように水を撒くのです。

コンクリートが砕けたり木が折れたりしたときに空気中にはたくさんの塵や埃や舞います。
もちろん従業員が吸ってしまわない為にでもありますが、近隣の方々への配慮の意味もあります。

洗濯物を干していたり、空気の換気の為に窓を開けているご家庭の近所で水撒きをせずに解体をするとどうなるでしょうか?
考えたくもないですよね。

そういった意味でも現場側の配慮として行われている重要なお仕事です。
(ちなみに法的には定められていないみたいですが解体法?みたいな現場の決まりごとには記載されているそうです。ややこしいですね。)

仕事内容としてはユンボで壊したり砕いたりしたコンクリートや地面を噴射機で濡らしていきます。
手作業で木屑や解体したゴミを分けたり集めたりもするのでそういった面で私はほどほどに湿らすように散布していました。
これも現場によってどんどん散水する人もいれば水を節約して使う人等様々ですので現場の指示に従ってください。
タイミングを見て粉塵が舞わないように水を撒くだけなのでそこまで難しくはありません。

少し周り見る余裕もあったのですが、見ているとユンボというのはやはりセンスが問われるみたいですね。
ただ壊すのではなく画像のように瓦礫を砕きながらこの中にある鉄筋や鉄骨などを分別しながら後で捨てやすいように纏めるというのも必要みたいです。

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ユンボで鉄くずをまとめていきます

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邪魔にならないように隅に置く



画像にはユンボで纏められた鉄屑があると思います。
これらの鉄くずは通常コンクリートの中にあるのでコンクリートを綺麗に砕き剥ぎながら鉄の部分を露出させてあとはユンボで挟んだり叩いたりしてまとめていきます。

これ以外と考えながらやらないと時間食ってしまう作業ですよね。


途中からは水撒きを中断して一階に木屑や鉄屑を落として分別して一ヶ所に集める作業を30分程度やってまた再度30分程度水撒きして休憩となりました。
だいたい12時ぐらいだったと思います。

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くず毎にまとめて邪魔にならない場所に置く

そこから一時間程の昼休憩を挟み作業開始です。

ここからもまた水を撒きながら分別して集める作業です。
話がちょっと逸れますが、基本的に免許とか資格がない一般作業員ではこのルーティンとなっていきます。
当然昇給は高くは望めませんので長くこの仕事を続けて行く場合には勉強も併用した方がいいでしょう。

働き手を多く募集しているこの業界ではあるのですが仕事が少なくなった時には当然ながら何もスキルの無い方はお仕事が無くなります。
あるにはあるでしょうが給料も低いままの肉体を使う仕事となります。

ユンボ等の重機の免許や資格、監督としてのスキル等を手に入れれば仕事があるかぎりは貴重な人材として重宝されますのでぜひとも働きながらスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか?

例えばこんな感じでバーナーで鉄筋を焼き切る仕事ももらえるようになります。

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バーナーで鉄筋を焼き切っています


2時間程の作業を終え小休憩を挟み、また作業開始です。

ここからも水撒きと瓦礫の分別です。
木屑、鉄屑、プラスチック等の分別を重機でも行いますが手作業でも行います。

そんなこんなでこんな感じに片付きます。

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ユンボによって綺麗にまとめられたくず


まぁほぼ重機の力で手作業でやった分は本当に整えるぐらいですね。

後は次回の為に反対側の山を作ります。
大きなコンクリート片と小さな砂みたいになったコンクリートを簡単に分けて山を作ります。
そこまでで今回のお仕事は終了です。


画像では分かりづらいかもしれませんが綺麗に大きな岩みたいなコンクリートと砂利みたいなコンクリートで分けられます。

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手前に大きなコンクリート奥が砂利っぽいコンクリート


今回はガラ(瓦礫)をトラックに積む作業はなかったのでそのまま直帰できました。(17時ぐらい)
もし処理場へ寄るのであればプラス一時間から二時間ぐらいだと思います。

今回で3回目となりましたがいかがでしたでしょうか?
解体業の新人の大体のお仕事を少しでも理解を深めて頂けたり興味を持って頂ければ幸いです。
その他気になる点や、働いてみたい、こんなことを記事でやってみて欲しいというご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。
ご拝読頂きありがとうございました。

解体業の解体新書 現場始め

こんにちは
今回も解体業の仕事に入らせて頂きましたので情報を皆様と共有したいと思います。

前回現場のタイミングで辛さが変わると言いましたが、今回はその現場の初期の初期に入りました。

基本的にやることは養生と用具のセッティングです。
今回仕事の養生とは地面(今回はアスファルト)を傷つけないように白いシートとコンパネ(薄い木の板)を敷き詰めます。

こんな感じです。

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シートとコンパネ養生

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アスファルトとコンパネ

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シートの上からコンパネ


こうする事でユンボや現場の屑がアスファルトを傷つけるのを防ぎます。
このコンパネが意外と重いので積み降ろしだけでもそこそこ大変でした。
何せ一枚だけならまだしも数十枚積んでいましたからね。
それを下ろして敷き詰めるのはちょっと疲れます。
重機や現場の道具も重いので慣れていない方にはちょっとしんどめの作業です。

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敷き詰めた養生の上に重機

ただ積み降ろしてからは小休憩が入ったので体力もしっかり回復させてくれます。
連続ならしんどいですがこまめに休憩を挟んでくれるので無理なく働けます。

その後は比較的やることは少なくなってきます。
今回に限ると今後の作業の為の下準備、道具をセットしたり必要な道具を揃えたりというぐらいでした。
(もちろん現場監督の計画次第というのはあるでしょうが)
ユンボで壊してこちらは水を撒くぐらいなので肉体的には楽な部類です。

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壁を壊すユンボ

ただし現場の流れや自身に何が必要とされているかは考えなければなりませんので気は抜けません。
どう動けば仕事をしやすくなるか、どう働けば対費用効果があるのかを常に意識しないと楽したり突っ立っているだけではどこの職場からも必要とされません。
逆にこれさえ出来ていれば必要と思ってもらえる確率はぐんと上がります。

でも無駄に張り切りすぎるのもまた空気を乱してしまったりするので現場監督が働くと決めたら働く、休むと決めたら休むとメリハリをつける事が大事かと思います。
というわけで11時半頃に早めの昼食休憩がありました。

休憩が終わり再びユンボにて壁を取り壊します。
今回は現場始めなので一ヶ所の取り壊し。
壁の中には鉄筋が何本か入っていますのでそれを軽く取り除き、現場の隙間に落ちたガラ(取り壊したコンクリートの破片等)をコンクリートの山の方へ集めます。

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ここの隙間のガラは手作業で取り除きます。

そして本日の作業は終了。
2時半ぐらいだったと思います。

道具を片付けて隅に寄せて終わりです。
結構順調に作業が進んだのと、車検にトラックを出しに行ったり資材置き場を見せてくれるとの事でしたので早めに現場は切り上げたようです。

資材置き場も結構離れていましたので帰りは17時半頃になりました。

今回も作業自体はそこまででしたので引きが良かったと思います。
もちろんこんな楽な事はそうそう無いらしいので気は抜けませんがこういう日もごく稀にあるそうです。
あればラッキー程度にお考えください。

まとめますと、今回の作業内容は
現場養生用のシートやコンパネを敷き詰め
作業道具を全て出す事
ユンボの邪魔になる鉄骨を退けたり、隙間に落ちたガラを拾って山に積む
です。
その他はトラックを運転して車検に出したり資材置き場へ向かったりと運転が主な業務でした。

今回はここまでですが、これ以降の仕事が大変激務だそうです。
壊した壁のガラがあるのですが、それらはまだ全て現場にあります。
すなわちトラックに積まなければなりません。

ユンボの手も当然借りますが、それら数時間運ぶ業務が本当に大変みたいです。
まぁコンクリートを運び続けるという風に考えれば当然しんどそうですよね。
今は冬ですのでマシですがこれが夏になると、、、。
それらもふまえてこの業務もいつか体験してご紹介させて頂きます。
今回も閲覧頂きありがとうございました。

初めての解体業向けの解体新書 素人解体業体験ブログ

この度は解体業書をご覧頂き誠にありがとうございます。

このブログは解体業を

始めてみたい!
どんな仕事か興味がある!
短期で入りたい!

そんな方々が共通に思う疑問、、、

『肉体労働って辛そう』
『仕事内容がわからなくて怖い』
『何か情報が欲しい』

を文字通り解体していくブログです。
もちろん危険を伴う仕事ですので軽い気持ちやお遊びではできませんし、それなりに大変な仕事です。

ただ奴隷のような重労働かと言われたらはっきりとNOとお答えします。

会社によるでしょうが少なくとも今時そこまでブラックな会社はそこまで多くはないと思います。
そしてもしそんな所に当たってしまった場合にはさっさと辞めて次の現場(会社)へ向かいましょう!

とはいえ業界人の言葉は未だに信憑性が低い事かと思います。
なので今回は肉体労働、現場系の仕事は初仕事の私が記事を書かせて頂きます。

本当に何もわからない状態の印象ですのでこれから解体業を始める方には貴重な記事となるかと思います。


ざっくりとまずご覧頂いていらっしゃいます方々の不安にお答え致しますと

ある程度の体力は必要ではあるが、泣きそうな程ではないです。

現場の状態や入るタイミングでも違うそうです。
今回は前半は瓦礫の中からゴミを分別していく作業が主に行われいました。
大きな木くずや鉄屑、プラスチック等を仕分けます。

この辺りはもう少し後の方で掘り下げていきますね。
とにかくずーっと運動していなかったり腰痛持ちではない限りではできない仕事ではないと個人的には思います。

休憩も多いですし、疲労感で言えば1日公園で遊び回るぐらいの感じです。
新人は動き回るので時間の流れも結構早い。

ただ現場へ向かう時間や帰る時間は長くなるのである程度拘束時間は長くなります。

でも内容としても何度も言いますが泣きそうな程ではございません!

ゴミの中にはガラスや釘、鉄製の細い棒などがあるのでそこら辺は気を付けないと怪我をするリスクがありますが、それを除いても割りの良い仕事ではないでしょうか?

怒鳴られるのが怖いとかパワハラを恐れているという声もありますが、本当にそれはどこでも同じです。
コンビニやスーパーでもパワハラしてきたり声を荒げて八つ当たりする職場はごまんとありますので人間関係で悩む必要はないと思います。


ざっと印象に関してはこんな感じです。
次に業務内容ですが初日の1日のスケジュールをまとめてみましたのでご参照ください。


7時半集合

トラックで現場へ(大体9時着)

業務開始、瓦礫の山からゴミの仕分け(木、鉄、プラスチック)
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小休憩 10時~30分程度

ゴミの仕分け、熊手で小さい瓦礫をかき集める、プラスチックのざるのような物に瓦礫を載せてユンボの掻き出しやすい所へ集める
熊手
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奥の方にプラスチックざる
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休憩12時半頃から一時間程度

作業開始
ユンボがトラックに瓦礫を積む
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(上の画像は木くずを積んでいます。業界用語で「芝」というそうです。)
それを積みやすいように小さい山を作るイメージで一ヶ所に集める作業

瓦礫が積み終わったら木屑や鉄屑を載せる

休憩14時半頃から30分から40分程度

残りの小さい瓦礫や残った木屑を集めてトラックに積む、その後道路等の周辺を掃除

16時30分頃現場終了
そこから廃材を回収業者まで運び、最初の集合場所へ戻る。

以上となります。


私はこれ以外にも中型免許があったので4トントラックを運転しましたが、普通免許のみの場合には上記の業務のみとなります。
またグループによっては廃材の回収業者で列に並んだりしたりして更に1、2時間がかかったりします。
なので今回は17時半ぐらいに解散という形でした。

拘束時間が長いというのはこの業界では普通ということなのでそういった事が難しいという方は他の業界をお勧め致します。
(と言っても今回は家に帰れたのが18時過ぎとかでしたので通常よりもそこまで長いとは思いませんでした)



さて仕事内容に関しまして始めたては大体こんな感じでゴミを分別したり集めたりの繰り返しです。

家を食う(家を取り壊す事)最初の段階だと大きな木材がたくさん出てくるのでそれを運ぶのが一番大変だそうです。
今回は取り壊し終盤の現場だったのでこれぐらいの業務で済みました。

ちなみにタイミング次第ではキツイというのはこの事です。
もしも大きな木材を運ぶタイミングで仕事に入ると重いものを運ぶ為に体力的にキツイということですね。

夏場が大変だそうですので季節も関係しますね。
(記事記載現在1月29日)

なので本当にニートで家でもトイレと風呂しか移動しない方々でしたら奴隷のように働かされて泣きそうな仕事になるでしょうが通常の体力があれば本当に心配要りません。

ご安心下さい。

そして今現場は人手不足で大変だそうなので日雇いでも割りと簡単に入れてもらえるそうですよ。
私の働いている現場も人が足りていないようです。
興味がある方やご質問がある方はお気軽にコメントください。
次回までにリサーチしておきます。

給料も通常のアルバイトよりも割高なので体力作りに持ってこいです。

ちなみに基本的に持ち上げて運ぶの繰り返しですので背中や腰の部分の体幹等が鍛えられます。
歩き回るので有酸素運動にもなりますからダイエットにも最適です。

お腹周りの脂肪を落とせてお金ももらえます。
ぜひご活用ください。
現場はあなたを求めています!



そして装備についてですが
安全靴

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安全靴


デニム
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ナイロン素材の上着(下には何を着ても問題ない)
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安全手袋
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となります。

安全靴に関してはブランドみたいな高いやつが無理という方は安い物でも問題ないとのことですが、安い物はすぐにダメになるそうです。
しばらく続けようと思うのであれば良いやつをおすすめするそうです。
安物買いの銭失いですね。

それに安全靴と言っても結構格好良いのが多いですし普段履きでも全然使えますのでもし現場を辞めても重宝しそうな物です。

手袋に関しても心配ならちょっと高い全部を覆えるものをお勧め致します。
と言うのも画像の手袋ではワイヤーのような物だと簡単に貫通するそうです。
現場の瓦礫は錆びている物も当たり前にありますので破傷風等の感染症が怖い場合にはちょっとだけ投資しておく事が無難でしょう。

ワイヤー以外にも釘やガラス等色々危険な物がたくさんあり踏み抜くと安全靴も貫通して足に刺さってしまうそうなので一番は気を付けて動く事が重要ですね。

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↑こんなのが小さい状態でゴロゴロそこらへんにありますし、お家の方の物もあります。
この現場では地面から割れた壷やガラス、包丁も出てきました、、、。



いかがでしたでしょうか?
毎日は辛くても週に何回かであればやっていけそうですよね?
今は隙間時間で働くという概念も根付いてきましたから一日お休みという日が週のどこかにあれば大きな隙間時間をご活用することをお勧め致します。

あと激務と言われる肉体労働をこなす事で僅かながらやりきった自分に自信を持てたり、世間を勉強したりするのにも大変役に立ちます。

もしかしたら以外にもあなたの天職かもしれませんしぜひお試し下さい。