解体業の解体新書 現場始め

こんにちは
今回も解体業の仕事に入らせて頂きましたので情報を皆様と共有したいと思います。

前回現場のタイミングで辛さが変わると言いましたが、今回はその現場の初期の初期に入りました。

基本的にやることは養生と用具のセッティングです。
今回仕事の養生とは地面(今回はアスファルト)を傷つけないように白いシートとコンパネ(薄い木の板)を敷き詰めます。

こんな感じです。

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シートとコンパネ養生

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アスファルトとコンパネ

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シートの上からコンパネ


こうする事でユンボや現場の屑がアスファルトを傷つけるのを防ぎます。
このコンパネが意外と重いので積み降ろしだけでもそこそこ大変でした。
何せ一枚だけならまだしも数十枚積んでいましたからね。
それを下ろして敷き詰めるのはちょっと疲れます。
重機や現場の道具も重いので慣れていない方にはちょっとしんどめの作業です。

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敷き詰めた養生の上に重機

ただ積み降ろしてからは小休憩が入ったので体力もしっかり回復させてくれます。
連続ならしんどいですがこまめに休憩を挟んでくれるので無理なく働けます。

その後は比較的やることは少なくなってきます。
今回に限ると今後の作業の為の下準備、道具をセットしたり必要な道具を揃えたりというぐらいでした。
(もちろん現場監督の計画次第というのはあるでしょうが)
ユンボで壊してこちらは水を撒くぐらいなので肉体的には楽な部類です。

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壁を壊すユンボ

ただし現場の流れや自身に何が必要とされているかは考えなければなりませんので気は抜けません。
どう動けば仕事をしやすくなるか、どう働けば対費用効果があるのかを常に意識しないと楽したり突っ立っているだけではどこの職場からも必要とされません。
逆にこれさえ出来ていれば必要と思ってもらえる確率はぐんと上がります。

でも無駄に張り切りすぎるのもまた空気を乱してしまったりするので現場監督が働くと決めたら働く、休むと決めたら休むとメリハリをつける事が大事かと思います。
というわけで11時半頃に早めの昼食休憩がありました。

休憩が終わり再びユンボにて壁を取り壊します。
今回は現場始めなので一ヶ所の取り壊し。
壁の中には鉄筋が何本か入っていますのでそれを軽く取り除き、現場の隙間に落ちたガラ(取り壊したコンクリートの破片等)をコンクリートの山の方へ集めます。

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ここの隙間のガラは手作業で取り除きます。

そして本日の作業は終了。
2時半ぐらいだったと思います。

道具を片付けて隅に寄せて終わりです。
結構順調に作業が進んだのと、車検にトラックを出しに行ったり資材置き場を見せてくれるとの事でしたので早めに現場は切り上げたようです。

資材置き場も結構離れていましたので帰りは17時半頃になりました。

今回も作業自体はそこまででしたので引きが良かったと思います。
もちろんこんな楽な事はそうそう無いらしいので気は抜けませんがこういう日もごく稀にあるそうです。
あればラッキー程度にお考えください。

まとめますと、今回の作業内容は
現場養生用のシートやコンパネを敷き詰め
作業道具を全て出す事
ユンボの邪魔になる鉄骨を退けたり、隙間に落ちたガラを拾って山に積む
です。
その他はトラックを運転して車検に出したり資材置き場へ向かったりと運転が主な業務でした。

今回はここまでですが、これ以降の仕事が大変激務だそうです。
壊した壁のガラがあるのですが、それらはまだ全て現場にあります。
すなわちトラックに積まなければなりません。

ユンボの手も当然借りますが、それら数時間運ぶ業務が本当に大変みたいです。
まぁコンクリートを運び続けるという風に考えれば当然しんどそうですよね。
今は冬ですのでマシですがこれが夏になると、、、。
それらもふまえてこの業務もいつか体験してご紹介させて頂きます。
今回も閲覧頂きありがとうございました。