解体業の解体新書 屋上編
今回はビルの屋上の解体でした。
といっても既に瓦礫を積んでもらっていましたので積み降ろしが主な作業です。
解体というよりも瓦礫の搬出作業みたいな感じですね。
ワイヤー等で室外機を巻き付けクレーン車に引っ掛けて下ろすの繰り返しです
なので少し重たいものを持つぐらいの重機頼りなのでそこまで疲労感はありませんでした。
ただワイヤーの巻き方や運んでいる瓦礫の邪魔にならないように立ち回るのが結構苦戦してました。
大きなものや室外機にはこのワイヤーを2本使って吊り上げます。
このワイヤーで覆われているシートは小さい瓦礫等を風呂敷のようにまとめる事ができます。
一時間程の作業で小休憩です
小休憩後はコードや鉄、プラスチック等を仕分けするグループと室外機や大きな廃材をワイヤー等を巻き付けてクレーン車に引っ掛けるグループに分かれて作業します。
私は仕分けグループでした。
昼から屋上でユンボも使うみたいなのでそれもクレーン車で吊り上げてセットします。
仕分けと積み降ろしを並行しながら一時間半程作業してキリの良い所で昼休憩です。
休憩時間は一時間半程で、作業再開です。
仕分けを大方済ませたのでまたクレーン車の積み降ろし作業です。
ユンボで重たいものを運んだり重りの石を砕いたりしてくれますのでそれを更に仕分け(コンクリートやそれについていた鉄やプラスチックを仕分け)しながらまたクレーン車に引っ掛けて吊り上げ下ろしの繰り返しです
この作業も一時間半ぐらいでした。
一時間程の休憩を挟み作業開始です。
最後は後片付けメインで作業が進んでいきます。
屋上や他の階の瓦礫を全てダンプに積んでいきます。
余った作業員でその日使用した用具の片づけや箒で一か所に細かい瓦礫を集めたりしていきます。
上記の作業を終えた後、軽く親方同士のミーティングを済ませてその日は作業終了です。
今回は重機が多く登場していますが、その分重いものを運ぶ作業が多いという事です。
滅多にないそうですがワイヤーの結びが甘かったりシートの隙間から瓦礫が落ちたりするそうです。
なので作業中に何度か注意がありましたが、瓦礫を運んでいる最中のクレーン車やユンボの下には絶対に入らない、くぐらない様に気を付けないといけません。
軽々と持ち上がる瓦礫を見て錯覚しがちですがあれらは数十kgから数百kgの重いものを運んでいます。
落ちてきたらひとたまりもありません。
基本的に現場は足場が悪かったり視界が悪かったりと危険要素がたくさんありますので慣れてからも気を付けて作業したいと思います。
本日は以上です。
ご拝読頂きありがとうございました。