解体業の解体新書 ビル解体編
こんにちは!
今回はビルの解体です。
と言ってもオフィス街でよく見る大きなビルではなく4階建てぐらいの小型のビルになります。
今回も途中からの参加になりますので内容も途中からですがまずは床を剥いでいきます。
私も初めて知ったのですが床ってツルツルのシートの下に床材があってその下を突っ掛けみたいな物で支えているそうです。
(このビル以外は違うかもしれませんが)
なのでシートを剥いでからその下の床材と下の突っ掛けをそれぞれ別の場所へ集めます。
これもいつもと同じですね。
ただシートと突っ掛けは割りと頑丈に接着しており、剥がすのにいちいち力がいります。
床材も一つ5キロ程ありましてこれを5つぐらいまとめて持っていきますのでなかなかな重労働となります。
これらを剥がしていくと下の隙間には電気のコードやガス管、その他沢山の管があります。
これらも大型ニッパー等で切断していきまた別々の場所へ集めていきます。
前半はそれの繰り返しとなりますね。
足場も悪く重いものや不安定の姿勢での力仕事となりますのでつまづいて転んだりや腰等を痛めない様に気を付けて作業を行って下さい。
一時間程作業した後、30分程度の小休憩を頂き作業開始です。
また50分ほど作業を行い、床材、突っ掛け、下のコード等を仕分けしながら床を剥いでいき昼休憩です。
一時半ぐらいから作業を開始です。
次は階層が変わって上の階へ行きました。
重機が入らない為、こちらの2部屋は素手で解体です。
洋室とオフィスみたいな2部屋でまずは洋室のフローリングを剥がしていきます。
※この洋室の下の木組みが厳重にビス止めされており解体に手間が非常にかかるとの事で後回しになりました。
なのでもう一つの部屋を一気に解体します。
ここもまずシートを剥いでいきます。
次に下にベニヤ板がありますのでそれも剥がしていくと下に木組みがありますのでこれをバール等で力づくで剥がしていきます。
(シートや木材等はいつものように分別して仕分けしていきます)
結構技術が必要でテコの原理を使うのですがどこに引っかけるかで抜きやすさが段違いですし板が壁の置くに入り込んでいるケースもあるので全体を見ながら解体を行っていきます。
下の木組みを全て解体したら次は天井の解体です。
天井の主な材質は石膏ボードなので簡単に穴が開きます。
それをバールで引っかけて下に引っ張るだけでボロボロと簡単に剥がせます。
次に木組みがありますのでそれも床の時と同じくバール等で釘を抜きながら落としていきます。
一気に落ちてくる時も多いので頭上注意です。
(天井の木組みの写真が撮れておりませんでした。ベニヤ板の下のような木組みが天井にもあるのでそれをイメージしてもらえると分かりやすいかと思います。)
天井も大方済ませてから一旦小休憩です。
だいたいここまでの作業時間は一時間半程でした。
作業を開始して次は壁側の解体ですね。
壁は木材の骨組みにコンクリートで舗装しておりますのでコンクリートをハンマーで叩き割って内部の木組みを露出させてからまたバールや素手で分解していきます。
上記の画像はコンクリートを剥いだ中の木組みとなります。
その他も大方の解体は同じでコンクリートを叩き割って中の木組みを分解、分別します。
そうしてこの部屋の壁やドアを叩き取りまるっと一部屋にして今回の解体は終了となりました。
最後に大き目な瓦礫を仕分けしながらミンチを箒で掃いて一か所にまとめ清掃して戸締まりをしてから解散しました。
今回は重機を使わない作業でしたが効率と疲労感が段違いでしたね。
翌日は筋肉痛や握力が弱くなっていました笑
ザ解体業という感じの作業でしたので皆様の解体のイメージ通りの業務内容だったかなと思います。
それでは本日もご拝読頂きありがとうございました。